よく使われるポケカ用語集

ポケモンカードにもTCGの例にもれず、専門用語が存在します。

今回はポケモンカードでよく使われる用語を辞書風にまとめてみました。ぜひチェックしてくださいね。

目次

ポケカ用語 アルファベット

LO

Library Out(ライブラリーアウト)の略称です。

ポケモンカードでは自分の番の開始時に1枚ドローするという基本ルールがあり、山札が0枚の状態でプレイヤーがドローができない時、そのプレイヤーの負けとなります。

この状態を狙うことをライブラリ・アウトと呼ばれLOと略されます。「デッキ切れを狙うデッキ」「デッキ破壊」とも呼ばれることがあります。

現在のポケカはリソースマネージメントヤレユータンで自分の山札を増やし、相手の山札が切れるまで待つ戦略が主流です。

TB(ツールボックス)

状況によってカードを使い分けるデッキです。

相手に有効な対策カードを状況に応じて使うデッキと違い、どちらかというと強いカードを寄せ集め状況によって使い分けるイメージです。

ポケカ用語 あ行

青天井

もともとは経済用語で「天井知らずにドンドンと長期間上がり続け上限がない状態」を意味します。

転じて、ポケモンカードでは与えるダメージに上限がないワザを「青天井系」と呼ぶことがあります。

青天井系のワザを持つポケモンはマルヤクデVMAXやマホイップVMAXなどが挙げられます。

圧縮

デッキの回転率を上げ、必要なカードを手札に加えるためにデッキの枚数を減らすことをさします。

アドバンテージ・アド

ゲームを進行する上で得をすることを指します。主に手札が増えたときに使われます。

例)デデンネGXで手札0枚から6アドを稼ぐ。

インフレ

ポケモンカードにおいてはカードパワーが上がっている状況を意味します。

GX時代はHPが200程度だったポケモンカードでしたが、いまはVMAXポケモンのHPが340、ワザの威力が270などかなりカードパワーが上がっています。

このような状況を「インフレ」と呼びます。

オポネント

スイスドロー方式の大会でよく使われる順位決定の方法です。

同じ勝数(勝ち点)で並んだ場合、より強いプレイヤー(その大会で上位にいるプレイヤー)と対戦した方の順位が高くなる順位決定方法です。

重い

逃げる時に必要なエネルギーやワザを使うのに必要なエネルギーが多い時に使います。

例:《イーブイ&カビゴンGX》の逃げエネが重い。

オロヨノ

《オーロット&ヨノワールGX》の略称です。

ポケカ用語 か行

火力

相手のポケモンに与えるワザのダメージ(数値)のことを「打点」と呼ぶ。また、「火力」と呼ぶ時もある。

例えば「火力が高い」であれば「与えるダメージが高い」ことを示します。

軽い

「重い」の逆の言葉です。逃げる時に必要なエネルギーやワザを使うのに必要なエネルギーが少ない時に使います。

カートン

一定数のボックスを箱に詰めたもの。拡張パックの購入単位です。

特殊なパックを除き1カートンは12ボックスを示す。

環境

ポケモンカードを遊んでいる「環境」のこと。主にカードゲームでは大型大会などで使われるデッキなどを意味します。

例)環境でリザードンVMAXが多い。環境トップはリザードンVMAXだ。

環境に刺さる

主に大型大会で使用率が高いデッキに対して強いカードを意味します。

例)リザードンVMAX環境なら水タイプのラプラスVMAXが強そうだ。

ギミック

デッキで「コンボ」や「シナジー」から成り立つ「仕組み」を表します。

例)今回のデッキはジラサンギミックを搭載した。

コスト

何かをするために必要な対価を「コスト」と呼びます。例えばクイックボールを使うために手札を1枚捨てる場合、その捨てるカードが「コスト」です。

ポケカでは逃げるために必要なエネルギーやワザを使うのに必要なエネルギーを「コスト」と表現することがあります。

コントロールデッキ

相手のポケモンについているエネルギーを《クラッシュハンマー》などでトラッシュしたり、相手の手札を《リセットスタンプ》などで減らしたりし、相手の行動をコントロールしていくデッキです。

そこからデッキ切れを狙うデッキはライブラリアウトと呼ばれます。ポケモンカードではこのタイプのデッキは基本的にライブラリアウトを狙うのであまり使われません。

コンボ

2枚以上のカードで相乗効果を狙える組み合わせです。

コンボデッキ

1つのカードパワーに頼るのではなく、複数のカードが組み合わさリ力を発揮するデッキのことを指します。

たとえば「ジラーチサンダー」などが該当します。

例)ジラサンはねがいぼし《ジラーチ》で《エスケープボード》を手札に加え、アサルト《サンダー》にいれかえて攻撃するコンボデッキ。

ポケカ用語 さ行

サインカード

サインが書かれているポケモンカードのこと。一般的にポケカのイラストレーターがサインしたカードが人気。

以前は公式大会では使えなかったカードですが、最近は使えるようになっているようです。

サレンダー

降参を意味します。

三神(さんしん)

《アルセウス&ディアルガ&パルキアGX》の略称。

三鳥(さんちょう)

《ファイヤー&サンダー&フリーザーGX》の略称。

サーチ

自分の山札から目的のカードを手札に加える行動を「サーチ」と呼びます。

例えば《クイックボール》を使って「たねポケモンを山札から手札に加える」ことを「たねポケモンをサーチ」ということがあります。

公式用語ではないため公式大会の宣言ではできるだけ使わないようにしましょう。

ダメカンばらまき(ばらまき)

バトル場だけでなく、ベンチポケモンを含めた2体以上のポケモンにワザのダメージを与える、もしくはダメカンをのせる行為を「ばらまき」と呼ぶ。

《ドラパルトVMAX》や《ボーマンダVMAX》などのワザがそれに該当します。

事故 手札事故

ゲーム開始時の「最初の手札」は山札をシャッフルした後に引いてきたランダムなカードで構成されるので、「動きやすい良い手札」もあれば、「全く動けない悪い手札」も存在する。

例えば「エネルギーしかない」「ポケモンしかない」など偏った手札はかなり行動が制限されるので「悪い手札」と言える。

その「悪い手札」を「事故」「手札事故」「事故った」などと表現する。

ゲーム開始以降も引きが悪い時などに「事故」という言葉が使われる。

シナジー

2枚のカードの相性が良いことを指す。

「ギラティナとカラマネロはシナジーがある。」

ジラサン

ジラーチサンダーの略称。ねがいぼしジラーチ+アサルトサンダーでポケモンをいれかえながら戦うデッキ。

近年ではピカチュウ&ゼクロムGXデッキでギミックの一部として使われます。

ジャッジキル

プレイヤーのレギュレーション違反やルール違反が指摘され、ジャッジの判断により勝敗が決することを「ジャッジキル」と呼ぶプレイヤーもいる。

対戦以外でも提出したレシピと使ってるデッキレシピが違った場合、失格となる。

基本的にはいい言葉ではないため使わないことをお勧めする。

シールド戦

未開封の拡張パックを用意し、その場で開封し、当てたカードのみを使ってデッキを組んで対戦すること。

毎年夏にポケカ公式のシールド戦イベントがある。

スイスドロー

簡単に言えば、最初はランダムで対戦相手を決め、その後、勝者同士・敗者同士(自分と近い戦績同士)で対戦を繰り返して、全勝者が1名になるまで対戦していく大会の形式。主に予選で使われる。

スリーブ

カードを傷や汚れから保護するための袋。ほとんどの商品が「スリーブ」と呼ばれているが、ポケカ公式の商品は「デッキシールド」と称して売られている。

スタン落ち(レギュ落ち)

一部のカードが「スタンダードレギュレーション」で使えなくなることをTCGでは「スタンダード落ち→スタン落ち」と呼ぶ。たまに、「レギュ落ち」と呼ばれることもある。

「新規プレイヤーの参入ハードル低下」や「新規商品の販売促進」「スタンダード環境の調整」などが「スタン落ち」の主な目的。

「ポケモンカード」では1~数年に1回のペースで「スタン落ち」が実施されている。

ポケカ用語 た行

ダメカン ダメージカウンター

「ダメカン」は「ダメージカウンター」を略した言葉で、公式でも使われます。。

ワザの効果で使われる「ダメカンを○個のせる」は「数値が10のダメカンを○個のせる」ことを意味します。

中打点

主に「120~160ダメージ」与えるワザのことを示す。ドラパルトVMAXのダイファントムなど。

デザイナーズデッキ

そのデッキが組まれることを想定してデザイナーが創ったカード群によるデッキのこと。

「ロストマーチ」や「よるのこうしん」がこれに該当する。

デッキシールド

カードを傷や汚れから保護するための袋。ほとんどの商品が「スリーブ」と呼ばれているが、ポケカ公式の商品は「デッキシールド」と称して売られている。

手貼り(てばり)

エネルギーを手札からつけること。ポケモンカードは1ターンに1度エネルギーを手札からつけることができる。

それ以外の行動でエネをつけることは「エネ加速」と呼ばれる。

手札事故(てふだじこ)

カードが偏ってしまったせいで手札がよろしくない状況を意味します。

原因はさまざまですが、ポケモンカードではサポートを引けない「サポート事故」やエネルギーが手札に多すぎる事故などが存在します。

投了(とうりょう)

サレンダーと同じく、降参を意味します。

サレンダーと違い、主に囲碁や将棋などでよく使われるため、この言葉をカードゲームで使う人は棋士の可能性が高いといえます。

トップ(デッキトップ)

山札の一番上のカードのこと。

ドロップ

大会を棄権し、その大会から去ることを言います。これ以上参加しても勝ちの望みが薄いときに使われます。

例)決勝トーナメントに上がれないからドロップしてサブイベントに参加する。

ドローソース(ドロソ)

デッキからカードをドローすることができるカードの総称。《博士の研究》のような「山札を○枚引く」などの効果が該当する。

ポケカ用語 は行

バレット

「シルバーバレット」の略です。環境に刺さる、相手によって有効なカードを

多数のアタッカーで構成されたデッキを「〇〇バレット」と呼ぶことがあります。

例:「セキタンザンバレット」「炎バレット」「超バレット」

ハンデス

ハンドデストラクション(手札破壊→)を略した言葉です。

相手の手札を減らすことを意味します。主に相手の手札をトラッシュすることを「ハンデス」と呼びますが、マリィやオーロット&ヨノワールGXのような相手の手札を山札に戻す行動にも使います。

非エク 非GXV 非V 非GX 

「ポケモンex(エクストラ)」時代に生まれた言葉で、略して「非エク」と呼ばれるようになりました。その後に登場した、ポケモンカードBWシリーズで「ポケモンEX(イーエックス)」でも使われるようになりました。

「非エク」は「EX(ex)」ではないポケモンのことを意味します。

「ポケモンEX(ex)」には倒された時、サイドを2枚とられるという特殊ルールがあります。倒されてもサイドを1枚しかとられない通常のポケモンと区別するために「非エク」と呼ばれるようになりました。

その後は「ポケモンGX」が登場し「非エク」と呼ぶ人もいますが、ポケモンGXのころからポケカをはじめた人が増え、同時に「非GX」と呼ぶ人が増えてきました。

現在はV・VMAXポケモンも登場するため「非エク」の「エク」の意味が通じなくなったためあまり今のポケカに適した言葉ではないでしょう。

ピカゼク

《ピカチュウ&ゼクロムGX》を略した言葉です。

ピン挿し 1枚挿し

とあるカードを複数枚ではなく、1枚だけデッキに採用することを「ピン挿し」「1枚挿し」と呼ぶ。

使用例:「〇〇デッキ対策に〇〇をピン挿しした」

ブイズ

《イーブイ》とその進化系の総称です。「イーブイズ」を略して「ブイズ」。

《イーブイ》《ブースター》《シャワーズ》《サンダース》《エーフィ》《ブラッキー》《リーフィア》《グレイシア》《ニンフィア》の9種類が存在します。

プレイマット

対戦する時に場に敷いて使うシートです。布製や紙製のものがありますが、紙製プレイマットはあまり大会で使用するひとはいません。

ポケカ公式の商品はカードを置く場所が示されているので、初心者はぜひ持っておくとよいでしょう。

「プレイマット」がなくても対戦は問題なくできます。

プロキシ

カードが存在しない新弾発売前、プリンターなどで印刷して作る代用カードを「プロキシカード」と呼びます。もちろん、公式大会などでの使用は禁止です。主に一人回しや友達との新弾カードの調整のために仕方なく使われます。

ポケモンカード公式には利益がまったくないので、発売後は本物のカードを揃えましょう。

ベンチ狙撃

文字通り、ベンチのポケモンを狙いダメージを与えることです。

ベンチ全体にダメージを与える「ダメカンばらまき」と違い、インテレオンVMAXやウッウVなど特定のベンチのポケモン1匹を狙った攻撃でよく使われます。

ポケカ用語 ま行

マリガン

ポケモンカードでは対戦開始前に、手札にある「たねポケモン」を少なくとも1枚場に出さなければならないルールがある。

そのため、開始前のドローで「たねポケモン」が引けなかった時、手札を山札に戻してシャッフルし、ドロー、これを「たねポケモン」が引けるまで繰り返す。

この一連の行為を「マリガン」と呼ぶ時がある。海外ではポケモンカードオンライン「PTCGO」でも使われている公式用語だが、日本では公式用語ではない。

ちなみにこの一連の行為を繰り返した場合、繰り返した回数分、対戦相手が対戦開始前にドローする権利を得る。

ミュウミュウ

《ミュウツー&ミュウGX》の略称。他にも「M3」「パーフェクション」等様々な呼び方がある。

メインアタッカー

アタッカー:相手のポケモンにダメージを与える(倒す)役割を持つポケモン。

メインアタッカー:使用するデッキで最も相手のポケモンを倒す役割を持つポケモン。

ポケカ用語 や行

要求エネ(要求エネルギー)

主にワザに必要なエネルギーのことを指します。

ワザに必要なエネルギーが多いことを「要求エネルギーが重い」、逆にワザに必要なエネルギーが多いときは「要求エネルギーが重い」と表現します。

ポケカ用語 ら行

ライン(進化ライン)

「たねポケモン」と「進化ポケモン」をセットにして呼ぶ時「〇〇ライン」「〇〇進化ライン」と呼ぶ時がある。

例:ゲンガーの進化ラインをそれぞれ4枚デッキに入れる。

↑この場合は《ゲンガー》《ゴースト》《ゴース》を4枚ずつデッキに入れることを示している。

レアリティ

「レアリティ」はそのカードの珍しさのこと。そのカードの珍しさを示すのが「レアリティマーク」。

主に「C」「U」「R」「RR」「RRR」「SR」「HR」「UR」でランク付けされる。また「レアリティマーク」が書かれてないカードも存在する(構築デッキ収録など)。

レシリザ

《レシラム&リザードンGX》の略称です。

ロック(グッズロック)

相手の何らかの行為を制限することを言います。幅広い使われ方をするがメインは「グッズロック」と「特性ロック」。

○○ロックという言葉だけの場合は、逃げるエネルギーもワザも使えずにポケモンが棒立ちになり何もできずにターンエンドの状態になります。

  • グッズロック

手札からグッズを使うことができない状態。《フリージオ》や《クワガノンV》などが当たる。

  • サポートロック

サポートカードが使えなくなる状態。

  • 特性ロック

ポケモンの特性を使うことができない状態。

  • ロック

クラッシュハンマーなどでワザが使えなくなること。またその戦略。

ポケカ用語 わ行

ワンキル 1ターンキル

1ターン目で相手を倒すことを指します。

現環境だと対戦相手が手札事故を起こして、結果的に1ターン目に倒してしまった時に使います。

例)自分のたねポケモンが《イーブイ》だけで進化もなにもできず、アサルト《サンダー》に攻撃されバトル場のポケモンがいなくなり後攻1キルが成立した。

用語は随時更新!

いかがでしたでしょうか?専門用語は初心者を混乱させてしまうため、とっつきにくいかもしれません。

しかし専門用語を使うことで使う言葉を短縮することができるのもまた事実です。

この記事は初心者の方が上級者の記事を読んでいるときにわからないとおもった言葉をすぐに調べられるよう、随時更新していきます。ぜひとも参考にしてくださいね。

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