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カードゲームにおけるシナジーとは
もともとは経済用語の「相乗効果」のことです。
カードゲームでは「○○と××が組み合わさったときの相乗効果がある」という意味でよく使われます。
「シナジー」のあるカード同士を組み合わせた使い方を「コンボ」とも呼びます。
一般的に、誰が見てもわかるようなカードゲームデザイナーが意図したコンボ(デザイナーズコンボとよく呼ばれます)より、プレイヤーにより発見されたカードのほうがシナジーという言葉は好んで使われます。
ポケモンカードにおけるシナジーの一例
ルカリオVとイベルタルGXはシナジーがある
ルカリオVのワザ「はどうだん」は40ダメージを与える(ダメカンを4つ乗せる)ことができます。
これはイベルタルGXのGXワザ「デスカウントGX」の条件を満たすことができ、相手のポケモンを即気絶に追い込むことができるようになります。
このコンボを使うときは闘タイプである「ルカリオV」と悪タイプである「イベルタルGX」のエネの色が噛み合いませんが、どちらも1エネで動くことができる点に注目。
「ユニットエネルギー闘妖悪」や「オーロラエネルギー」を組み合わせることでどちらのポケモンもワザを使うことができます。
ただし、ルカリオVのワザ「はどうだん」のワザの威力を「げんきのハチマキ」などで上げてしまうとこのコンボは成立しません。なぜならイベルタルGXのワザは「ダメカンがちょうど4つ」でないといけないからです。ダメカンが5つではGXワザできぜつさせることはできません。
ターフスタジアムとポケモン通信はシナジーがある
スタジアムが存在する限り常に進化ポケモンを手札に加えることができるターフスタジアムと、たねポケモンを含むどのポケモンでもデッキに加えることができる代わりにポケモンをデッキに戻す必要があるポケモン通信の組み合わせです。
何回もターフスタジアムを使っていると手札のポケモンが進化ポケモンばかりになってしまいますが、ポケモン通信を使って進化ポケモンとたねポケモンを交換することでバランスよく手札にたね・進化ポケモンを揃えることができます。
ターフスタジアムとポケモン通信の組み合わせも、立派なシナジーの例といえるでしょう。
マタドガスとデンリュウVとホミカはシナジーがある
「デンリュウV」のダメージスパークは相手のベンチポケモンすべてに10ダメージを与える強力なワザですが、ワザの追加効果でポケモンにダメカンを乗せるには、すでに相手ベンチポケモンにダメカンが乗っている必要があります。
そこで「マタドガス」の特性「ぶっとびボム」の出番です。
マタドガスは手札から「ホミカ」を使い、トラッシュに送ることで特性「ぶっとびボム」によりダメカンを乗せていくことができます。
よって、「デンリュウV」のダメージスパークでダメカンを乗せることができるようになります。また、ホミカはGXポケモンをトラッシュすることはできませんが、Vポケモンをトラッシュすることは可能です。よって手札に余ったデンリュウVをトラッシュすることもできます。
マタドガスとデンリュウVの組み合わせも立派なシナジーであると言えるでしょう。
リセットスタンプとムウマージはシナジーがある
デメリットであるはずのムウマージの特性で自分のサイドを減らすことがリセットスタンプの手札を減らせる枚数を増やすことができてしまいます。
使い方としては「ムウマージとシナジーがあるリセットスタンプを複数枚採用した」となります。
余談ですが、ムウマージとリセットスタンプがもたらすシナジー効果はカードデザイナーも意図してなかったようで、「ふしぎなことづけ」ムウマージは2020年9月に禁止カードとなりました。
デッキ採用カードはシナジーを意識しよう!
デッキで採用するカードを「なんとなく」で選んでしまうと、そのデッキは強くならないケースがほとんどです。
デッキ構築のコツはの主役カードとシナジーのあるカードを最優先に採用し、主役カードを引き立てるようにカードを採用すると強いデッキになります。
下記記事ではポケカのデッキの作り方やコツについて詳しく解説しているのでこちらもぜひ参考にしてください。