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トレーディングカードゲームとは
トレーディングカードゲームは収集したカード(トレーディングカード)で遊ぶゲームのことです。
もともと「トレーディングカード」とは、収集することのみを目的として作られ、発売されるものであり、それらを使って遊ぶといった概念はありませんでした。その「トレーディングカード」にルールを定義、印刷して、収集と同時にカードを使った遊びとして発展させたのが「トレーディングカードゲーム」です。
トレーディングカードゲームの遊び方
トレーディングカードゲームにはたくさんの種類があり、ルールも様々です。共通しているのはプレイヤーそれぞれが自分の収集したカードを集めた「デッキ」と呼ばれる山札を用意し、それを用いて勝負を行うという点。
どうしたら勝ちかという勝利条件も「相手の山札を全て無くす」であったり、「自分と相手のカードに設けられた数値を競わせて相手のカードを決められた回数やっつける」ことであったりと千差万別です。
世界初のトレーディングカードゲームと言われている「マジック:ザ・ギャザリング」がモンスター(正しくは「クリーチャー」と呼ぶ)がテーマのカードを使用し戦う遊びであったため、モンスターを出しながら戦うゲームが多いです。
トレーディングカードゲームの魅力
まず何と言ってもカードの絵
子供(特に小学生)から一部の大人にまで大人気のトレーディングカードゲームの魅力としてまずあげられるのが「カードに描かれている絵」。
かっこいいドラゴンや恐竜、騎士、ロボット、空想上の生き物などが派手に描かれており、中には「レアカード」と呼ばれる箔押し加工やホログラム加工が施されたキラキラしたカードもありがっつりと子供心を掴んでいます。
コミュニケーションツールでもある
トレーディングカードゲームはコミュニケーションツールとしても有用です。基本的に一人よりも友達同士でトレードを行ったり、勝負をしたり、戦略を磨きあったりして遊んだ方が楽しいものですし(中には収集することだけで十分満足できている人もいるみたいですが)、「共通の趣味を持っている」ということで距離感が縮まり、友達を作りやすくなるなんてことも多々あります。
対面勝負やトレード交渉の面白さ
最近多くなってきたネットゲームに対して、相手と対面して戦ったりトレードを行うトレーディングカードゲームでは、自分が強いカードを持っているようにハッタリをかましたり、逆に相手の戦略に驚いたり、交換交渉をしたりとリアルな面白さがあります。
おすすめのトレーディングカードゲーム3選!
遊戯王OCG デュエルモンスターズ
遊戯王OCGは20年以上の歴史を持つトレーディングカードゲームの代表格です。有名でプレイ人口も多く、参加人数の多い大会も多く開かれています。対象年齢は9歳以上。
基本バトルルールとしては「お互いが8000のライフポイントを持ち、相手のライフポイントを0にした方が勝ち。」とわかりやすく、小学生でも難なく理解できます。
さらに慣れてくると詳細なルールを把握し尽くしてカードの複雑な効果を組み合わせて使いこなせるようにもなります。
一番の強みは、やはり競技人口が多いことです。学校のトレーディングカードゲーム仲間はもちろん、大会やイベント、カードショップでどんどん新しい友達ができます。年齢層も幅広いので、時には小学生vs大人というマッチもあり世界が広がります。
デュエル・マスターズ
「デュエマ」の愛称で親しまれているトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」は、雑誌「コロコロコミック」で漫画が連載されていることもあり、小学生に大人気のカードゲームです。対象年齢は10歳以上。
勝利条件はいたってシンプル。「相手のシールドをモンスターの攻撃でブレイク(破壊)して相手に直接攻撃する!」ことです。強いカードを使うためには手札を「マナ」というコストに変換して消費しなければいけないため、状況によって使用するカードとマナとして消費するカードを見極めうまくマナをためながら手札を管理していかなければなりません。
カードの効果がわかりやすく、ルールを覚えやすいことが長所。カードの絵柄もかっこよく、レアカードはもはやカードかと疑うくらいのキラキラ度で子供好みです。
ポケモンカードゲーム
アニメもゲームも大人気のポケモン。小学生にとっては身近なためカードやルールもすぐに覚えることができます。
ポケモンカードゲームの勝利条件は、自分の「サイド」のカードを0枚にすること。
デッキから最初に6枚のカードを「サイド」とよばれる場に出し、相手のポケモンを倒すごとに自分の「サイド」からカードを1枚ずつ取っていくバトルシステムです。”GXポケモン”という強いポケモンを倒すと、2枚取ることができます。基本的には場に出す一匹のポケモンでバトルを行い、他のポケモンはベンチに待機しています。アニメやゲームなどで知られる「ポケモンバトル」を模しており、実際に戦うポケモンは一対一なので、他のカードゲ―ムのように全モンスターが一度ずつ攻撃することなどがなくバトルがわかりやすいのが特徴。
ポケモンカードゲームには「かんたんルール」というルールも制定されており、対象年齢は6歳以上と、他のカードゲームに比べ低く対象年齢が設定されています。例えば、「かけ算を習う前でもできるように足し算・引き算のみでダメージ計算を行う」ルールや、「特殊な効果を持つカードを使わない」などというルールがあり、低学年の子供でも安心してカードゲームを楽しめます。