[遊戯王OCG]「天霆號アーゼウス」を「無限泡影」1枚でケアする方法
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皆さんは「天霆號アーゼウス」というカードをご存知でしょうか?
ファントムレイジでリリースされて以降、エクシーズ召喚を扱うデッキで採用されているパワーカードですが、このカードを巡るあれこれを今回は解説していきたいと思います。

「天霆號アーゼウス」のカード解説

気軽に出せる全体除去&打点

戦闘を行ったエクシーズモンスターの上に重ねて出せる召喚ルール効果。
素材2つをコストに全体除去を行う効果。
エクシーズ素材を自力で補充することができる効果。

この3つの効果を持っています。

特にエクシーズモンスターで戦闘を行うだけで、メインフェイズ2に特殊召喚できるという取り扱いやすさから、フリーチェーンの全体墓地送りが提供されるのは非常に脅威となっています。

また、効果は強力なものの、本体が貧弱なエクシーズモンスターも、高い打点に変換できるため、出涸らしまで使い切ることが可能となります

事実、このカードを獲得したことでエクシーズモンスターを扱うテーマ、デッキに追加の評価点が与えられるほど、カード評価に影響を及ぼしています。

このカードは既に環境デッキにも影響を与えており、「アーゼウス」の獲得で環境に参入しているデッキの代表例は「十二獣」デッキが挙げられます。

裁定に恵まれている

取り扱いやすく、高い打点と優れた除去能力を持つこのカードですが、それだけでなく裁定にも恵まれています。
具体的には次の通り

 

つまり、エクシーズ素材さえあれば複数回のアーゼウスの効果を使えるという裁定です。
これは「エフェクト・ヴェーラー」や「無限泡影」のような汎用的なモンスター効果対策を1度くらいなら乗り越えて除去を発動できる可能性を示しています。

似たような発動条件、テキストを持つ「励輝士ヴェルズビュート」くんは泣いていい。
これが11期のカードパワーなんだ…

でも、アーゼウスの効果発動に必要なエクシーズ素材をたくさん用意できる、そんな都合のいいエクシーズ召喚テーマなんて存在するのでしょうか…?

 

 

 

普通にいたわ

 

ここまで書けばお分かりでしょうが、「十二獣」が環境に復帰できているのは、ただ「アーゼウス」を使える、というだけでなく、「アーゼウス」の効果を複数回発動できる条件を満たしやすいから、と言えるでしょう。

また、「アーゼウス」の召喚条件に必要な、「エクシーズモンスターで攻撃を行う」という条件も「十二獣ワイルドボウ」のダイレクトアタック効果で無理なく達成することが可能です。

従来はあってなかったような効果が最重要効果に化けたなんとも珍しい例

 

このままだと、「十二獣」が使う「アーゼウス」最強じゃね?というありきたりな結論になってしまいそうですが、それではつまらないため、本記事ではここから先に1歩踏み込んでみたいと思います。

それは、ズバリ、複数回効果を発動できるはずの「アーゼウス」を「無限泡影」1枚でケアしてしまおう、というものです。

「無限泡影」で「アーゼウス」をケアする方法

予め述べておきますが、これはあらゆる場面で使えるテクニックではありません。
ゲーム序盤など、「十二獣」のギミックが回り切っていない状態を想定しているプレイングであるため、幾つか必要な条件があります。

しかしながら、本来対処できないはずの「アーゼウス」に対処できる可能性が生まれるため、そのチャンスが訪れた時に、それを逃さないためのプレイングです。

では、参りましょう。

バトルフェイズ中に「十二獣」モンスターの効果を無効にする

前述の通り、「アーゼウス」成立にはエクシーズモンスターによる攻撃が必要であり、「十二獣」デッキはその条件を「十二獣ワイルドボウ」で達成することが多くなります。

一度、「十二獣ワイルドボウ」の攻撃が成立してしまえば、メインフェイズ2にアーゼウスが登場してしまう可能性があるわけです。

つまり、対処するべきは戦闘を行う前のエクシーズモンスター、ということになります。

 

では、バトルフェイズに「十二獣」エクシーズモンスターに「無限泡影」を発動した場合はどうなるかというと、「十二獣」エクシーズモンスターの効果は無効化され、打点がゼロになるため、戦闘を行えない、もしくは自爆特攻するしかない状況になってしまいます。

これが「無限泡影」1枚で「アーゼウス」をケアする方法となります。
「無限泡影」1枚で「アーゼウス」をケアしたい場合、その状況を作り出すことを目指しましょう。

この際、「十二獣」デッキ相手には、壁殴りからの「アーゼウス」変身、という負け筋を作らないために、どれだけ攻撃力が貧弱なカードでも守備表示ではなく、攻撃表示で出すことが正解のプレイングになるのではないか、と考えています。

エフェクト・ヴェーラーでも似たようなことはできるのか

 

「無限泡影」ならバトルフェイズにしか効果を使えるがメインフェイズにしか効果を使えない「エフェクト・ヴェーラー」ではケアは行えるのでしょうか?

答えは、できなくもない、です。

というのも、「十二獣」デッキが「十二獣ワイルドボウ」のダイレクトアタックでアーゼウスに繋げてくるため、「十二獣ワイルドボウ」に「エフェクト・ヴェーラー」を使えば、戦闘自体は拒否できるからです。

「十二獣ブルホーン」を失った「十二獣」の打点は基本的には安定して高い水準にはなりにくいため、無効となった「十二獣ワイルドボウ」にその他エクシーズを乗せ換えられたとしても、戦闘に必要な水準にはなりにくいです。

しかしながら、手札から「十二獣ヴァイパー」を追加されることを筆頭に、越えられやすさは「無限泡影」とは違ったものとなってしまうため、そこまで高い信頼性はないでしょう。

 

「十二獣」以外の「アーゼウス」にはどう対処するのか?

ここまで「十二獣」デッキの「アーゼウス」ケアについてばかり話してきましたが、「十二獣」以外の「アーゼウス」にはどう対処するべきでしょうか?

これに関しては、「十二獣」デッキ以外との対戦で、素材大量の「アーゼウス」と遭遇することはおそらく人生でもそう多くないから、考えなくていい、が正解だと考えています。

仮に実際に遭遇してしまった場合でも、その相手はその「アーゼウス」成立にリソースの大半をつぎ込んでいると考えられるため、「無限泡影」で相手の素材を消費させておき、ターンをかけて復帰を目指せばなんとかなるんじゃないかと、楽観的に考えています。

「十二獣」デッキくらいの気軽さで、素材マシマシ「アーゼウス」を作成できるテーマが他にも出現してしまった場合は新しい対策を考えようと思いますが、今はそこまでするほどの脅威はないでしょう。

まとめ

今回は「無限泡影」1枚で「アーゼウス」をケアする方法でした。
あまり遭遇しないケースかもしれませんが、実際にその場面に遭遇した時、勝ちを拾うための分岐となる可能性のあるプレイングです。

よければ、是非、皆さんで拡散していただき、「十二獣」デッキの「アーゼウス」を撲滅していけたら、と考えています。
では、またお会いしましょう。

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