【過去記事】KCGT2021参加レポート④ 反省と今後【遊戯王DL】
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前回までのあらすじ

なんとか128位に滑り込んだ。

KCGTを走り終わっての振り返り

振り返ってみると、ただひたすらに「サイバードラゴン」が強い環境だったなあ、という印象です。

というのも、今期は「サイバードラゴン」以外のデッキを使用すると、対面した時点で顔が歪む対面というものが存在していたのが一番の問題でした。
それらは、無駄に弱気な心を呼び、弱気は無駄な選択ミス、プレイミスを呼び込みます。

 

例えば、「トラミッド」を使えば「サイバードラゴン」「狩場ハーピィ」とのマッチングはゲロが出ますし、「リゾネーター」では「トラミッド」「不知火」を筆頭に罠ビに当たった瞬間に高確率で負けが見え、プレイも窮屈になります。

「ハーピィ」に至っては、「トラミッド」のような有利対面こそあれ、対面時点では相手のデッキが「トラミッド」なのか「ミラーマッチ」なのかの判別がつかず、本来有利な対面のはずなのに、精神的に余裕を持つことができませんでした

しかも、ヘルカイザー、遊馬、ユベル、ジャックなど当たりたくない顔面は異常に多く、私の中では実際の勝率はどうあれ、明らかな握り損デッキという評価になっていました。
(KCGTまでに一番調整したのにね…)

このように今期は、各デッキに対して各々が苦手意識を持ちがちなじゃんけん環境であったと感じていますが、「サイバードラゴン」というデッキは頭一つ抜けて、じゃんけんの輪の外にいるデッキだと感じました。

マッチング相性の理から抜け出そうとしていた上振れデッキは「サンダードラゴン」「TG」といったデッキが挙げられたと思いますが、そのどれもが前述の通り、何かしらの苦手意識を持っていたのではないでしょうか。

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しかし、「サイバードラゴン」ひいてはゲート展開だけは全てに平等な銀の弾丸(シルバーバレット)でした。
死のみが万物に共通する言語なら、「サイバードラゴン」は等しくそれを与えられる唯一のデッキだと考えていました。

もちろん、マッチングした時点で面倒だと感じる顔は確かに存在しました。
具体的には「闇遊戯」「ユベル」といった誘発持ち対面と、「リゾネーター」を駆る「ジャック」です。
しかし、それらは面倒である、というだけで最悪の気分になることはありませんでした。

そのため、「サイバードラゴン」を握っている間は、対戦相手が「カモ」か「ジャガイモ」のどちらかに見えており、上に挙げたのは面倒な「ジャガイモ」です。
精々、芽が出ているので、取り除いてから食べよう、くらいの認識の変化に過ぎませんでした。

また、環境で最も理不尽勝つ、最強のデッキを使っている、という事実と認識が、他人の修羅に寛容になれる悟りを開いてくれました。
そのため、私情を挟むことなく、淡々と処理する、または処理されることでポイントを動かすことができました。

この事実に気付いてからは、無駄に心が揺れなくなったので(心が死んだともいう)、あとは確率に乗れる波が来ることを待つだけになっていました。
その穏やかな心持ちと愚直にボタンを押し続けた姿勢が、直接的には今回の結果に繋がったのかな、と考えています。

また、事前研究と練度上げは問題なく高い精度で行えていたのではないかと考えており、そこもポジティブなポイントです。
環境に現れそうなデッキ全てにアンテナを張り、その上で、使用可否や、基本的なプラン、外付けパッケージの有無などをほぼ把握できた上で、取捨選択を行えました。

そのおかげで、本来、最後まで候補に一切挙がっていなかったにも関わらず、「サイバー」が流行の兆しを見せ始めた時に、この数か月間、全く練習をしていなかったにも拘らず、直接乗り換えを決断、運用できました。

これも、「サイバー」にGOサインを出せるだけの判断材料と過去の練習実績を予め揃えられていたからだと感じます。
総じて、情報の取り方や練習のやり方、といったものが身についてきた、と同時にそれを許されるチーム環境があったことは恵まれていたと思います
そのため、1年前に私を迎えていただいた「限界コード」さんには感謝しかありません。

ただ、反省点もありました。
最も大きいのは、2日目夜に恒例となっている爆溶かしです。
これに関しては、この1年間、あまりにも再現性がありすぎるため、デッキ選択ではなく、何かしらプレイヤー側に問題のある溶かし方なのではないかと考えるようになってきました。

幾つか思い当たる理由や改善案などはありますが、とりあえず、次回のKCは素直に早く寝て夜を超えてみようかと考えています。

ぶっちゃけ、今回もそろそろ溶けそうだな、と考えながら走っていたため、そういった弱気も良くなかったのかもしれません。
とはいえ、負けの大半はどうしようもない場面だったので、引きずり過ぎずにさっさと眠るべきだったかもしれない、といったくらいの反省しかできません。
だって、殆ど悪くないし…

もう一つの反省点は集中できる環境作りです。
私は、条件が揃えば、理想的な過集中に入ることができますが、そのためには、他人との会話がノイズであることに気付いてしまいました。

これは、音声のみの動画などの一方的な情報でもダメであり、おそらくは、「未知の情報」を摂取すると脳の処理がそっちに食われてしまう、ことによって集中できなくなるのではないかと推測しています。

KC中、最も集中できていたタイミングは、ずっと一人で黙々とボタンを押し続けていたタイミングだったので、今後はそういった走り方を意識した方がよいのかもしれないと考えるようにはなりました。

また、会話をなくすことで不要な嘆きも減ったため、結果的に集中しやすい環境になっていったのかと思います。

 

とはいえ、無音だと眠くなってくるし、それはそれで集中できないので、作業用に好きな音楽を流しながら走るようにはしていました。
特に私が集中していたときは

・Walkyrieとシェリルノームを主体としたマクロス関連の音楽
・少女歌劇レヴュースタァライトの劇中レヴュー曲フルセット
・ウマ娘の音源ループセット

このあたりをその時の気分に合わせてセッティングして流しながら走っていました。
よければ、気に入った曲が見つかれば普段使いしてください、そして布教してください。
ちなみに、今この文章を書いてる時、PCから流れているのは「ダイアモンドクレバス」です。

今後の展望

ようやく、世界大会の権利を獲得することができました。
今後はより一層練習を重ねて、本選での勝利を目指したいと思います。

また、このブログでは、KCGT本戦に向けた考察なども随時落としていくので、よければ期間内だけでも足を運んでいただけると幸いです。

私自身が世界大会に参加する身である以上、全てを公開するわけにはいかないかもしれませんが、皆様にとって有意義な情報となれることを目指します。

それでは、またお会いしましょう。

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