[過去記事]KCGT2021参加レポート②当日レポ前編[遊戯王DL]
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今回は前回に引き続き、KCGTレポートをお届けしていきたいと思います。
前回は環境デッキのおさらいと、自身の使用デッキの選択でした。

その結果、「狩場ハーピィ」「狩場トラミッド」「オノマト」「リゾネーター」を使用デッキにすることを選び当日を迎えることとなりました。

ここからは当日レポートです。

当日レポ 初日

KCの走り始めは「局所」で猿に限る、というチームメンバーからのありがたいお言葉を受け、「局所」型の「リゾネーター」で走り始めます。
足りない除去は弩弓部隊で補えという問答無用の猿プランです。

回し慣れててなかったデッキこそ、序盤に使って感覚をアジャストすべし、という理念もあったため、「リゾネーター」で先陣を切ったものの、感触は可もなく不可もなくといったところ。

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「局所」をぶち当てるとテンションが上がるため、健康にはよかったものの、特に有利と感じる対面を踏むわけでもなかったため、デッキ選択に意味を感じなかったことからデッキを握り慣れた「狩場ハーピィ」に変更。

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そのまま、「エクス狩場ー」こと、「狩場ハーピィ」を使い続け、20時頃に2万に突入。
23時の時点で100試合、DP23410、勝率は60%ぴったり。
ここからいけるか…と思い始めた矢先にサイバーの群れに襲われ、ポイントが激減。
ひとしきり、キレた後、走り始めます。

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この間、わずか3分である

その後も奮戦は続き…

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ひとしきり、感情に任せてダンスを踊った後、3万に乗せて1日目終了。

当日レポ2日目

サイバードリーム、夜が明けても潰えず。
昼過ぎに目覚めて走り出してもその勢いは止まらず、43試合で+2万ポイントを稼ぎ出し、18時ごろにはポイントが5万に到達。
この時に使っていたリストは以下。

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あまりにも波に乗りすぎて、ランキングも22位まで急上昇。
その流れで、参加したチーム「妖」の通話にて、「俺もサイバードリームに乗っかろうかな~」といった会話がなされた際に「サイバーはドリームではない、ジャスティスだ!」みたいなことを言ったような記憶があったりなかったり。

とはいえ、この時点で、サイバーがただの運だけデッキにとどまらないパワーを秘めていることは確信できていたため、前記事のオマケ部分にて記載した「確率のゲーム論」に適正に則ったデッキであると感じていたのも事実です。

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しかし、ここで、想定していなかった問題が起きてしまいました。
あまりにも短期間に身の丈に合わないポイントの稼ぎ方をしてしまったため、1桁ランカーとの遭遇率が異常に上がってしまったのです。

実際に2位→2位→7位→3位といったプレイヤーと連続マッチングし、自分が今後どういった指針で走るべきかに悩まされます。

というのも、「サイバードラゴン」はドリームではないと考える一方で、「弱者のデッキ選択」に近いデッキ選択である、という考えもまた根強いものだったからです。

「弱者のデッキ選択」

実力差があるプレイヤーと試合をする際は、弱者側は極力プレイングが関係ない猿デッキを使った方が、トータルの勝率は高くなるという理論と、それに基づいたデッキ選択の話。

「翔太」さんが以前動画で

「僕が弱小高校の監督として、遊戯王で甲子園に連れていくなら、全員にブラマジを握らせる」

と言っていたのは、正にその通りだと言えるでしょう。

自身が格下である内は、ポイント、実力差なく轢き殺しが成立する「サイバードラゴン」に身を委ねるのは正解だと考えていましたが、自身の所有ポイントが高くなってしまったため、格下に負けた時にとられるポイントに無駄が発生してしまう、という風に考えたわけです。

このことについて、当時同じくらいのポイント帯にいた「限界東雲かんざわさん」にアドバイスを求めるも

「俺は走るよ~、だってまだ目標まで足りないからどうせ走らないといけないし〜」

とスタンスが完全に強者側で話にならず。
とはいえ、早い段階で持ちポイントが多いのだから、チキって走るタイミングを逃すのも勿体ない。

結果として、私は、ポイントを無駄に溶かすことを嫌い、週末までに片付けなければならない課題を先に片付けつつ、全体のポイントが底上げされるのを待つこととしました。

ついでにこの間にプレイヤーの名前を普段使いしている「限界天賦ATM」から「Ib-インスタントバレット」に変更しました。

これは、こんなに早く、ランキングに載るとは思っていなかったため、せっかくだから好きな漫画の宣伝をしようと思い当たったからです。

KC中に「サイバードラゴン」を嫌いになった方がいても「ib-インスタントバレット」のことは嫌いにならないでください。
なにとぞよろしくお願いします。

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「Ib-インスタントバレット」

「第1回次にくるマンガ大賞」の13位にノミネートされたものの、雑誌があまりにもマイナー過ぎてそのまま打ち切られてしまった悲しみの作品。
しかしながら、作風は非常に面白く、特にキャラ造形とストーリーの評価が高い。
好きな人にはぶっ刺さるメタカードのような漫画。

「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の作者さんである「赤坂アカ」先生の初のオリジナル作品でもあるので、「赤坂アカ」先生の作風が好きな読者さんがいらっしゃいましたら是非手に取っていただきたい名作。

そうこうして、数時間の休止を挟んで深夜2時頃から走り始めましたが、そこが悪夢の始まりでした。
ATMのKCレポート恒例、何故か2日目夜にポイントが爆溶けする、のジンクスが発生してしまったのです。

気休めに時折、勝利を挟みつつも、5連敗→5連敗→7連敗のスーパーリレーが成立し、ポイントは、またたく間に急下降。
4時間で何故かマイナス15000で、DP35000という偉業を成し遂げました。
(偉くもなんともない)。

しかも、ただ負けただけでなく、心折られる負けがあり、デッキを変えてしまったのも原因だったと感じています。
その時のスクショが以下。

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当時は知る由もありませんでしたが、スクショ内に登場する(そして賞賛と共に罵倒している)「妙に上手くてサイバーで勝てる気がしないリゾネーター」の使い手とは、既に代表権利を有している「はる@遊戯王DL」さんでした。

後日、祝勝会のような通話で、本人から直接「上手いサイバーだったよ(意訳)」というありがたいお言葉を頂いたものの、当時は

「上位帯の「リゾネーター」はこんなにも格が違うのか…
あんなことされるなら、サイバーではもう勝てない…」

と自分の心を叩き折るのに十分なプレッシャーをたった2戦で与えてきた恐ろしいプレイヤーでした。

結局のところ、蓋を開ければ、はるさん以外のプレイヤーは、そこまで対「サイバードラゴン」のプレイングが洗練されておらず、後半の上位帯でも問題なく食い取っていけました。

しかし、当時、連戦とそのプレイによって心を折られてしまったことから、他のデッキを使うことになり、ポイントを爆溶かしする原因になってしまったため、このKC最大の問題ポイントははるさんとの連戦だったと言えるでしょう。

それまで運でポイントを盛っていましたが、高次のプレイヤーのプレイングは、人の心を折るのに十分だと感じてしまった瞬間でした。

結局バカみたいにポイントだけを溶かし、心に傷を負ったまま就寝します。
結局この晩のポイント推移は51→39→45→35といった感じでした。

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当日レポ後編に続く。

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