
皆さん、こんにちは、スズタカです。
今回は、多くのデッキで採用されている《増殖するG》に関する解説記事となっています。
このカードは現代遊戯王「3種の神器」と呼んでも差し支えないほどに高い採用率とカードパワーを誇っており、このカードへの理解を深めることは「遊戯王」というゲームへの理解度を大きく左右するでしょう。
今回の記事では、使い方、考え方の基本をまとめた上で、実戦的な要素を含んだ応用的な内容にも踏み込んでいきます。
これは、ランク戦で《増殖するG》と遭遇する機会は多いため、多少難しくとも、一通りの解説を書いておいたほうが有益だと考えたためです。
そのため、初心者の方は理解しにくい内容が含まれているかもしれませんが、よく分からないと思った部分は読み流してもらって大丈夫です。
それでは参ります。
目次
《増殖するG》とはどういったカードなのか
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
対戦相手がモンスターを特殊召喚する度に、「カードを1枚ドローする」というルールを追加する、ルール介入型の手札誘発カードです。
「遊戯王」というゲームでは、ゲームを決定づけるほどの強力な展開を行う場合、多くのモンスターを特殊召喚する必要があるのが一般的です。
しかしながら、《増殖するG》が適用されてしまうと、ゲームに勝利するための展開を行えば行うほど、ゲームに勝利することが難しくなります。
これは、「遊戯王」というゲームにはマナのようなテンポの概念がないため、相手に多くの手札を与えるという行為は、勝利から最も遠ざかる行為となるからです。
仮に《増殖するG》を無視してとても強い制圧盤面を作ることができたとしても、対戦相手が多くの手札を持っていればそれだけ突破されるリスクが大きくなります。
対戦相手にリスクを負わせることで、展開をやめてもらうことが、《増殖するG》の役割です。
そして、《増殖するG》への対応を適切に行えるかどうかは、「遊戯王」というゲームの基礎的な部分であり、突き詰めていけば奥義でもあります。
そのため、《増殖するG》というカードに関してだけは、その他の手札誘発カードと違い、《増殖するG》を使う、使わざるに関わらず、最低限の理解を備えなければ、まともな勝負の土俵に上がることすらできません。
ちなみにプラチナランク帯であろうと、OCGの公認大会であろうとも、この基礎が身に付いていないプレイヤーは多いです。
これは、裏を返せば、基礎さえ抑えてしまえば、誰でも簡単に初心者の域を脱することができるということでもあります。
そして、初心者を脱するために重要なセオリーは、使う立場、使われる立場それぞれのセオリーを1つずつ覚えるだけで十分です。
ここからは、《増殖するG》を使われる立場、使う立場、それぞれの視点での考え方を解説していきます。
《増殖するG》を使われる立場の考え方
まずは《増殖するG》を使われる立場の解説を行っていきます。
《増殖するG》を使われる立場の立ち回りをどれだけ正確に行えるのかは勝率に大きく影響します。
初心者の方は、まずはこの項目だけでもしっかり理解すれば大丈夫です。
《増殖するG》を適用されてしまった場合にやってはいけないこと
大前提として、《増殖するG》を適用されてしまった場合に基本的に行ってはならないことがあります。
それは、対戦相手に2枚以上のカードをドローさせることです。
この時点で、「おや?」と感じた読者の方は、今すぐにこれまでの考えを改めてください。
感覚的な話ですが、《増殖するG》でカードを1枚追加で引かれる毎に、ざっくり10%ずつ勝率が下がっていくくらいだと思ってもらえればよいでしょう。
つまり、2枚ドローさせた時点で勝率は40%、3枚も引かせてしまえば、勝率はその時点で30%程度、それ以上ともなると、ほぼ勝ち目はなくなります。
それほどまでに、対戦相手に手札を与えるという行為はリスキーであることを認識することから、「遊戯王」というゲームが始まります。
本記事で、多くのプレイヤーに伝えたかったことはこの部分なので、ここさえ覚えて帰ってもらえれば後は誤差だといえるほどに重要な考え方です。
《増殖するG》に対応するためのセオリー 先攻編①
先攻の際に《増殖するG》が適用されてしまった場合、考えることは基本的に1つだけです。
それは、
- カードを何枚引かせた上で展開をやめるのか
です。
再三述べてきた通り、間違っても相手に大量のドローを与えてまで、本来の展開を完遂しようと考えてはいけません。
この際、最も理想的な止まり方は、1枚もカードを引かせずにターンを返すこと、次点で1ドローを与えた時点で1妨害を行う準備をして展開をやめること、です。
大抵の場合は、カードを1枚引かせて1妨害を構えることになるでしょうし、最悪の場合まで考えても2枚のドローを与えて1妨害を用意して止まることになるでしょう。
この際、何枚のカードを与えて盤面を強化するかの押し引きの感覚は、お互いのデッキの性質に左右されるため、経験と勘が必要とされる部分となります。
具体例を挙げるならば、現在のマスターデュエルのランク戦の人気デッキである「鉄獣戦線」デッキは、初動で《増殖するG》を適用されてしまったとしても下記の画像のように、《戦華盟将-双龍》を出して止まれば、最低限の妨害を構えてターンを返すことができます。
物足りないけど1妨害ストップの図(実際は素引きリボルトもあるけど考えない)
《増殖するG》に対応するためのセオリー 先攻編②(応用編)
先攻の際に《増殖するG》が適用されてしまった場合、基本的には展開を諦めて妥協点を探ることとなりますが、例外的に展開を続行する場合も存在します。
その例外とは概ね以下の3点です。
- その展開が成功すれば、確実にゲームに勝利できるようなコンボを完成させられる場合
- 高い展開力を活かして対戦相手のデッキを全て無理やりドローさせる目がある場合
- 展開を止めるより続行した方が勝算が高くなる場合
1つ目は非常に簡単ですね。
仮に展開成功でワンターンキルが可能なコンボデッキならば、相手に手札を何十枚与えても関係がないため、展開途中に手札誘発を受けないことを願って突っ張ることも視野です。
この亜種として、「電脳堺」デッキの「VFD+朱雀」や「ドライトロン」デッキの「儀式体による6妨害」といった展開は、デッキ次第では返すことのできない部類の展開になる可能性はあるので、条件が整っていると判断したら突っ張ってもよいでしょう。
しかし、下の画像のように手札を与えすぎると、どれだけ強い盤面を用意しても返されてしまう可能性はあるため、やはり相応のリスクがある行為だといえます。
ドライトロンに4妨害されるも流石に止まらず制圧し返した図
2つ目は、デッキのセカンドプランに《増殖するG》を利用したライブラリアウトが予め組み込まれている場合に発生します。
環境デッキの中には、稀に《増殖するG》を逆利用して相手のデッキを全て枯らすことのできるほどの展開力を持つデッキも存在するため、デッキ次第では選択可能なゲームプランです。
2022年2月上旬のマスターデュエルのカードプールですと「暗黒界未界域」デッキは、現実的な範囲で対戦相手のデッキを削りきることができるデッキです。
3つ目は、本当にお互いのデッキと手札その他の情報まで含めた条件次第です。
1つ目のパターンよりも不確定ながらに、勝ちの目が大きくなると考えられる場合は展開続行もありえるでしょう。
先ほど例に挙げた「鉄獣戦線」デッキは《戦華盟将-双龍》で展開を終えるのがセオリーです。
しかし、合計3枚のドローを与えれば、「3アポロウーサ+鉄獣の抗戦」、更にもう一枚のドローを与えることで「3アポロウーサ+双龍+鉄獣の抗戦」といった形で盤面を非常に強力にすることができます。
本来は行わない突っ張り方ですが、手札に「王宮の勅命」のようなゲームエンドを大きく近づけるカードがある場合などは、それと合わせて考えた結果、敢えて押した方がよいと考えられる場合もありえます。
逆に言えば「王宮の勅命」があるならば、無理をする必要もない、とも捉えられるので、展開を素直に終えることもまた選択肢です。
このように同じ状況でも、複数の選択肢がある上で、残りの手札と判断してどこまで展開を伸ばすべきかは慎重に考えるべきでしょう。
基本であり、奥義でもある、というのはこういった難しい場面での判断能力を養わなければいけないためです。
判断基準が分からないなら、大人しく止まっておくのが無難です。
《増殖するG》に対応するためのセオリー 後攻編
後攻になると、止まる以外に選択肢がもう1つ増えます。
それは、覚悟を決めてワンキルすることです。
これは、対戦相手に何枚カードを引かせても、それらを使わせない限りはただの紙の束であり、問題が発生しないからです。
そのため、後攻で《増殖するG》を適用されてしまったのならば、できるだけドロー枚数を与えないように立ち回りつつワンキルを目指してしまった方がよいでしょう。
つまり、後攻で《増殖するG》を使われた際に真っ先に考えるべきことはワンキルであるといえます。
そして、現実的にワンキルが難しい場合、相手にドロー枚数を与える方がより危険だと判断した場合は、先攻の時と同じように大人しく着地点を探すこととなります。
この時、対戦相手が凄まじく手札事故を起こしていると推測される際の《増殖するG》に何枚までドローさせるかは、非常に判断が難しいポイントとなります。
これは、相手の事故の原因が「手札誘発」が大量に被っている状態だった場合、むやみに動くとゲームが終わってしまう可能性があるからです。
ここに関しては数をこなして覚えましょう。
やれるならワンキルしてしまった方が安全なのは間違いありませんが、最終的には経験と勘です。
《増殖するG》を使う立場の考え方
ここからは《増殖するG》を使う立場の考え方です。
とはいえ、これは使われる側の立場を理解しているのならばそう難しいことではありません。
使われる側がカードを引かれたくない以上、使う側はより多くの枚数をドローすることを狙って《増殖するG》を発動することを目指します。
《増殖するG》を成立させることさえできればゲームの主導権を得ることができるため、《増殖するG》をドローした際は、その成立を目指すことが勝率を引き上げます。
《増殖するG》を使うにあたって絶対にやってはいけないこと
《増殖するG》を使う観点から見た際に、最も行ってはならないプレイはドローできるかどうかが不確定な《増殖するG》の発動をすることです。
その理由は、ドローさせるかどうかの選択肢を対戦相手に委ねてしまうからです。
具体的には「チェーンに乗る特殊召喚」以外に《増殖するG》をプレイすると、そもそも1枚もドローできない可能性が出てきてしまうため、これだけは絶対に避けなければなりません。
「チェーンに乗る特殊召喚」に対して《増殖するG》をプレイすることさえできれば手札を最低限入れ替えることができますし、相手がそれ以上動こうとするならば、追加のアドバンテージを得ることができます。
そのため、相手が何かしらモンスターを特殊召喚するタイミングに合わせて《増殖するG》を発動することだけを徹底しましょう。
基礎の基礎ではあるのですが、ランク戦ではこのセオリーを守れていないプレイヤーを定期的に見かけるので、とりあえず我慢することを覚えていただきたいと思います。
これは、本記事の内容の中で、2番目に覚えて帰っていただきたい内容です。
《増殖するG》の応用的な使い方
相手が何かしらモンスターを特殊召喚するタイミングに合わせて《増殖するG》を発動する
これが最低限のセオリーであることを理解していただいた上で、ここからは応用要素を含んだ内容となります。
《増殖するG》は基本的には効果を成立させられれば十分であるため、使い方さえ間違えなければ、それだけで十分な成果を出すことができるカードです。
しかし、より強くこのカードを扱うことができるテクニックが幾つか存在するため、ここからはそれを紹介していきます。
予め述べておきますが、先ほどのセオリーに反する内容や、初心者では判断できないような内容が一定数出てくるため、よく分からないなら覚えない方がマシな内容も存在します。
① 相手のドローソースに《増殖するG》を発動する
いきなり、セオリーを無視したプレイです。
対戦相手がカードをドローする効果を発動した場合、その効果に対応して《増殖するG》をプレイします。
これは、対戦相手がドロー効果で《増殖するG》に対応できる《灰流うらら》や《墓穴の指名者》のようなカードを引き込む前に、先んじて《増殖するG》の効果を適用しておくことで、そのターン中の安全を確保するプレイです。
もちろん、その後、対戦相手に動くかどうかの選択肢を与えてしまうため、本来は行ってはならないプレイとなりますが、《増殖するG》を安全に適用できるというメリットを考えると、ミドルリスクハイリターンなプレイだといえます。
もちろん、相応の裏目も存在し、「真竜」のように全く特殊召喚を行わないデッキに対してこのプレイを行うと、手札が無意味に消える可能性があります。
相手のドローソースの種類、デッキ枚数から相手のデッキの内容を最低限予想し、更には自分の手札内容がターンを安全に買うことさえできればゲームを有利に進められると考えられるならば、行ってもいいプレイとなります。
② 特定デッキの特定の条件が揃った段階でプレイする
遊戯王のカードの中にはチェーンに乗らない特殊召喚で展開を行うデッキが存在します。
特に「十二獣」や「サンダードラゴン」のように眺めていると、《増殖するG》の使いどころがなくなってしまうデッキもあるため、対戦相手のデッキ次第ではドローできない可能性まで考慮した上で先投げする場合もあります。
また、対戦相手の動きから、特定のモンスターを特殊召喚して展開を続けようとしていると予測できたならば、最大値を削るために損を覚悟で投げる可能性もあります。
ペンデュラムデッキのスケールが揃った場合などは分かりやすい選択の場面ですね。
再三述べている通り、相手に選択肢を与える使い方はあまり強くないため、対戦相手のデッキの動きを読み切った上でリスクリターンを測りながら使い方を選ぶべきです。
もちろん、ペンデュラムデッキに対してもスケールが揃ったタイミングではプレイしない場合も存在します。
適当に投げるくらいならば温存した方がまだマシです。
③ 相手のリソースを削る使い方
高い展開力を持つデッキは、エクストラデッキを用いた展開を行うことが多いため、エクストラデッキのリソースさえ残っていれば復帰が可能な場合があります。
これは裏を返せば、エクストラデッキのリソースを使い切ってしまうと、メインデッキのリソースが残っていたとしても実質的に復帰が不可能となってしまう場合があるともいえます。
特にエクストラデッキの特定カードに展開を依存するデッキはそれらの有無は非常に大きな要素となります。
もっとも代表的なものは《水晶機巧-ハリファイバー》《幻獣機アウローラドン》を主体とした展開軸のデッキです。
これらのデッキに対しては、エクストラデッキのリソースを吐き出させることを目指して、《増殖するG》の適用を意図的に遅らせるプレイが存在します。
《水晶機巧-ハリファイバー》を成立させる前に《増殖するG》をプレイしていると、対戦相手に止まる選択肢を与えることになります。
しかし、《水晶機巧-ハリファイバー》《幻獣機アウローラドン》を吐き出させた後に《増殖するG》が適用された場合は、対戦相手側は動くことも止まることも非常に厳しい状態となり、非常に有利な状態を作り出すことができます。
自身の残り手札と相談して、どこに《増殖するG》をプレイするかを決める必要はありますが、相手のデッキへの理解度次第ではより強く《増殖するG》を使うことができます。
④ 他の手札誘発を囮にする
《増殖するG》の適用はゲームを決めかねないため、《増殖するG》を温存し、それ以外のカードで対戦相手の持つ対策枠を釣り出してから、《増殖するG》を通すという選択肢が存在します。
これは逆もまた然りであり、《増殖するG》を囮に対戦相手の対策枠を釣り出すことも可能です。
この観点から、《灰流うらら》や《墓穴の指名者》を苦手とするデッキは、それらのカードを使わせるために《増殖するG》を採用してもよいといえます。
《増殖するG》への耐性とデッキ構築論(上級者向けのお話)
ここは完全に上級者になるためのデッキ構築の際の考え方の話になります。
ここまで挙げてきたように《増殖するG》の適用はゲーム性を一変させます。
この時、《増殖するG》に対して、少ないドロー枚数でストップできるデッキは《増殖するG》への耐性を備えていると言えますし、逆に多くのドロー枚数を与えなければ妨害を用意できないデッキは《増殖するG》への耐性が低いといえます。
そして《増殖するG》への耐性を備えているかどうかは強いデッキの条件の1つでもあります。
実は、「遊戯王」というゲームは、対戦相手からの妨害を一切考慮しなければ、基本的にどんなデッキを使ったとしても先攻展開でゲームに勝利することを目指すのは難しくありません。
そのため、実は「展開の最大値」ではなく、理想的な展開が行えなかった場合の「崩しとなる展開」がどれほどあるのかが、デッキの本当の強さを判断するための重要な指標の1つとなります。
そして、最も崩しの展開が必要とされるのは、《増殖するG》が成立してしまった場合であるため、あらゆるデッキで先攻展開を考える際は、《増殖するG》を意識して構築を行うべきだといえます。
この時、デッキギミックが《増殖するG》に弱いことが判明した場合は、デッキギミック外のカードやデッキ選択で対応を図っていくこととなります。
具体的な方針は4つです。
- 《墓穴の指名者》《灰流うらら》のような汎用性の高い対策カードをデッキに採用する
- 《神の宣告》などの妨害カードを予め採用しておいて、それらのカードを添えて止まることで妨害とする
- 特殊召喚を積極的に行わないデッキを使い、相手に無駄牌を押し付ける
- 最初から後攻を選択して、展開力を活かしたワンキルデッキに仕上げ、ドローされるというデメリットを無視する
少しずつ解説しましょう。
① 汎用性の高い対策カードをデッキに採用する
最もシンプルな解決方法です。
《墓穴の指名者》《灰流うらら》のように、1枚引くだけで対策となるカードを採用することで、《増殖するG》への耐性を外付けします。
この手法を取ることができるのは、
- 展開するにあたって、手札枚数をあまり必要としないデッキ
- 展開が通れば、それだけでゲームに勝利することができるほど強いデッキ
といった、ある程度デッキギミックが強いデッキに限られます。
そのため、ギミックがあまり強くない、手札に余裕がないといったデッキは他の選択肢を選ぶことになります。
② 妨害カードを予め採用しておいて、それらを添えて止まる
デッキギミック内で妨害を調達できないならば、素引きの妨害を用意することになります。
こういった妨害を外付けする指針は、「ブルーアイズ」デッキや「サンダードラゴン」デッキのように、少ないドロー枚数で高い打点のモンスターを用意できるデッキとは、特に相性がよいです。
しかし、どうしても特定カードを引けるかどうかで盤面の強度に差が出てしまうため、可能ならば他の選択肢と合わせてデッキに複数のゲームプランを採用したいですね。
③ 特殊召喚を積極的に行わないデッキを使い、相手に無駄牌を押し付ける
特殊召喚を行わないデッキ選択を行うことで《増殖するG》の被害を最小限に抑えることができます。
特殊召喚を行わないことで、デッキの最大値を出すことは難しくなりますが、最も危険なカードである《増殖するG》を気にせずにゲームを進められるというポイントは見た目以上に強力なメリットとなりえます。
特にカードの入れ替えが行えないシングル戦(1本勝負)においては、相手のデッキに機能しないカードを押し付けられるというメリットはとても大きなものとなります。
④ 後攻デッキにして、ワンキルを狙う
《増殖するG》に対して上手く止まれない、ということは展開力に自信があるデッキと言い換えることもできます。
そのため、デッキタイプによっては最初から後攻に振り切った構築を行うことで《増殖するG》の被害を軽減することもできます。
とはいえ、先攻展開に加えて《増殖するG》を超えてのワンキルを目指すのは相当な茨の道となるので、《増殖するG》を対策する目的でならば、あまり積極的には勧めたくはありません。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
長々と述べてきましたが、
- 対戦相手に2枚以上のカードをドローさせるな
- 相手が何かしらモンスターを特殊召喚するタイミングに合わせて《増殖するG》を発動しろ
この2点さえ身に付けるだけで初心者を抜け出すことができるので、ここだけでも覚えて帰ってもらえると嬉しいです。
何か質問や、記事作成の依頼等ありましたら、スズタカの質問箱までお寄せください。
それでは、皆さん、またお会いしましょう。