![[遊戯王]今日からできる?「未界域」ハンド透視術](https://cardfreaks.jp/yugioh/wp-content/uploads/CARD/20th_ANNIVERSARY_PACK_2nd_WAVE/card100012044_1-208x300-1.jpg)
前回の記事では「未界域」デッキの扱い方を紹介していきましたが、今回からは「未界域」を使われる側の立場からの記事となっています。
その中でも、今回のテーマは、タイトルの通り、「未界域」ハンド透視術、です。
とはいっても、前回の記事で「未界域」というデッキの基本的な回し方は殆ど紹介してしまったので、今回からはそれを踏まえた応用といったものです。
前回の記事に目を通してくださった方なら、なんとなく理解していただけていると思いますが、「未界域」は運要素の強いアドリブデッキではなく、基本的にはセオリーが定まっている「理」のデッキです。
ただ、そのセオリーが目に見えにくいから直感的に分かりにくいだけで、一旦理解してしまえば、相手がセオリーに乗っ取って行動する以上、対戦相手の行動から相手の手札内容を殆ど割り出すことができます。
慣れてしまえば、「未界域」側が2、3回も「未界域」モンスターの効果を使えば、その時の落ちたカードも合わせれば手札の殆どは看破できます。
こうして相手のハンド事情を把握することができれば、妨害を適切に当てることも可能になります。
もちろん、分かっていても止まらない、なんてことはままありますが、何もできないよりは遥かにマシですし、最低限、ターンが返ってくるかどうかの目途を立てるためにも役立ちます。
(まあ、大抵はそのまま死ぬでしょうが)
マッチの3本目、後攻で手札誘発が何もないなど、どうしても閲覧することが確定してしまい暇になってしまっても、相手の手札当てクイズをして遊べるようになるので、多少は有意義な時間を過ごせるようになります。
それでは参りましょう。
目次
これだけ覚えろ!ハンド透視術に必要な2つのセオリー
実際の試合中に対戦者の視点から手に入れられる情報はそう多くはありません。
しかしながら、「未界域」側の手札を割り出すために必要な情報は、既に紹介した「未界域」デッキを回すためのセオリーの中から2つだけをピックアップして覚えた上で、実際の盤面と照らし合わせれば十分です。
では、その2つは何かというと、
- 「未界域」モンスターの強さ、切り順のセオリー
- 「暗黒界の術師 スノウ」のサーチ先のセオリー
この2つになります。
この2つのセオリーさえ覚えた上で、このセオリーから「外れた」パターンを通っている部分を発見し、その「矛盾」ともいえるような現象に対して正確な分析を導き出すことができれば、そこから対戦相手の未判明カードを割り出せるようになります。
前述の通り、慣れてしまえば相手のカードの切り方、サーチ先を何手か確認するだけで、現状の相手の動きの強弱、最大値、狙い、優勢度合いの大半が読めるようになります。
ここからは実例を交えてクイズ形式で解説していこうと思います。
「未界域」手札当てクイズ
1、初手で1伏せした後、ネッシーの効果を発動し、その効果でチュパカブラが抽選された。
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Q,
非常に分かりやすいパターンです。
初手でカードを1枚伏せた後、「ネッシー」の効果を発動、その効果で「チュパカブラ」が抽選されました。
この時の対戦相手の手札はどのようになっていたと考えられるでしょうか?
…
…
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A,
おそらく、という範囲ですが、対戦相手の初手には「チュパカブラ」が複数枚被っており、本体が抽選される事故の発生を避けて「ネッシー」から効果を使った、と考えるのがベストでしょう。
また、、この際、リスクを負ってフィールドにセットされたカードは十中ハ九、ドローソースでしょう。
つまり、このケースで予測される対戦相手の初手は、「ネッシー」「チュパカブラ」×2、「ドローソース」「その他」の5枚となります。
こう言ったパターンは相手の2手目で「チュパカブラ」の2枚目の効果が発動されるようなパターンが多くなるため、答え合わせがしやすいです。
2、スノウのサーチ先を確認する
Q
例1の続きです。
フィールドに「ネッシー」と伏せカードが1枚、手札は4枚。
手札から2枚目の「チュパカブラ」の効果が発動され、効果で「暗黒界の術師スノウ」が抽選されたとしましょう。
この際、「暗黒界の術師スノウ」から「暗黒界の狩人 ブラウ」がサーチされた場合、相手の手札はどうなっていると考えられるでしょうか?
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A、これも基本セオリーの確認です。
手札3枚+「ブラウ」の中には、「未界域」モンスターがおそらく1枚しか存在しないでしょう。
なぜなら、手札に十分な数の「未界域」モンスターが確保できているいたならば、サーチ先は2枚目の「スノウ」になると考えられるからです。
また、この際に「暗黒界の取引」がサーチされたことを確認した場合は、「取引」に妨害を使うのも視野になるでしょう。
しかし、今回は場にドローソースが置かれている現状を考えれば、そちらに妨害を当てた方が状況はより良くなるパターンだと考えられます。
まとめ
上記のよう分かりやすい例ばかりとは限りませんが、こういった風に見える範囲でも情報を集めることは十分に可能であると分かっていただけたのではないかと思います。
いかがだったでしょうか?
今回は前回の記事の内容を確認するための記事だったので、かなり軽めの内容となっていますが、2つの基本的なセオリーさえ理解してしまえば、ランダムなはずの展開もある程度見通せるようになる、というものでした。
それでは次回、またお会いしましょう。