
皆さん、こんにちは、スズタカです。
今回は、私がマスターデュエルのプラチナランク帯で16連勝した際に使用していた「十二鉄獣戦線」デッキを紹介していこうと思います。
このデッキは様々な面から新規プレイヤーにオススメしやすい要素を持っているため、マスターデュエルで強いデッキを使いたいが、どのデッキを使えばいいか分からない、といった方に是非オススメしたいデッキとなっています。
それでは参りましょう。
目次
「十二鉄獣戦線」とは
「鉄獣戦線」デッキに「十二獣」カードを少数採用して対応力を底上げしたデッキです。
基本的には「鉄獣戦線」デッキだと思ってもらえればよいでしょう。
デッキの基本的な動きとしては各種「鉄獣戦線」モンスターを使って展開を行い、《鉄獣の抗戦》を手札に加え、それを使って《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を出すことを目指して行くデッキです。
これら一連の動きは、相手のカードを除去しながら、自分のハンドを増やすことができるため、シンプルながらにとても強力です。
「十二鉄獣戦線」がオススメな理由
マスターデュエルで「十二鉄獣戦線」を使うことをオススメする理由は以下の7点です。
- 目指すべきことがシンプルで使いやすい
- 展開が綺麗に通ればそれだけでゲームに勝利できるほどの高いパワーがある
- エクストラデッキを使うため、シンプルながらにも高い応用力を併せ持つ
- メインデッキの自由枠が多く、柔軟性が高い
- 必須とされるUR、SRカードが比較的少なく組みやすい
- リンク召喚を手軽に味わえる
- 自由枠にどんなカードを採用しても最低限、形になる
前半の4つ目の項目までは「遊戯王」というゲームにおける純粋なメリット、後半3つはマスターデュエルにおける独自のメリットと言えそうです。
こうした様々な要素から、経験者、未経験者を問わず、ランク戦用のデッキを選ぼうとしている方には「鉄獣戦線」デッキをオススメしたいと考えています。
デッキの動きに慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんが、慣れるまでにあまり時間がかからない部類のデッキなので、初心者であっても問題なく扱えるようになるはずです。
「十二鉄獣戦線」サンプルデッキレシピ
こちらが、私が実際にプラチナランク戦で16連勝したデッキレシピです。
負けた試合も「幻影騎士団」相手に後攻を取って手札誘発を1枚も引けなかった上に《強欲で貪欲な壺》が3枚被ってしまう、と非常に厳しい事故だったので、もはや仕方ないと言えるでしょう。
逆に言えば、それくらいの不幸が起きなければ、多少の先攻展開くらいならば乗り越えつつ問題なく勝てるデッキであると言えます。
1/28追記 テキストベースのデッキリスト
モンスターカード23枚(青色はUR、黄色はSR)
- 鉄獣戦線 ナーベル×3
- 鉄獣戦線 フラクトール×3
- 鉄獣戦線 キット×3
- 鉄獣戦線 ケラス×2
- 十二獣ラム×1
- 十二獣ヴァイパー×1
- 十二獣サラブレード×1
- 灰流うらら×3
- 増殖するG×3
- PSYフレームギア・γ×2
- PSYフレーム・ドライバー×1
魔法カード14枚(青色はUR、黄色はSR)
- 炎舞-「天璣」×3
- 強欲で貪欲な壺×3
- 月の書×2
- ツインツイスター×2
- ライトニング・ストーム×1
- 死者蘇生×1
- 墓穴の指名者×2
罠カード3枚(青色はUR、黄色はSR)
- 鉄獣の抗戦×3
エクストラデッキ15枚(青色はUR、黄色はSR)
- 天霆號アーゼウス×1
- 十二獣ドランシア×1
- 十二獣タイグリス×1
- 十二獣ライカ×1
- 十二獣ワイルドボウ×1
- 転生炎獣アルミラージ×1
- 鉄獣戦線 徒花のフェリジット×1
- 鉄獣戦線 塊撃のベアブルム×1
- 戦華盟将-双龍×1
- 鉄獣戦線 銀弾のルガル×1
- 死翼のフレスヴェイス×1
- 召命の神弓-アポロウーサ×1
- アクセスコード・トーカー×1
- 鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ×2
アプリ「遊戯王ニューロン」、もしくは遊戯王OCGデータベースの「デッキ検索」で「スズタカ 十二鉄獣戦線」と打ち込んでいただければ検索することも可能となっているので、各種カードテキストを確認したい方は、確認をお願いします。
デッキの回し方
初心者の方が「鉄獣戦線」デッキを回すにあたって意識するべきことは以下の4点です。
- 墓地に獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを増やす
- 《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》をフィールドに出す
- 《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》を墓地に送って《鉄獣の抗戦》を手札に加える
- 《鉄獣の抗戦》で《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を特殊召喚し妨害する。
これらを順番に実行していけばデッキは順調に回り、その内ゲームに勝利することができるはずです。
以下、より詳しくそれぞれの要素を解説します。
1.墓地に獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを増やす
最初にするべきことは、墓地にカードを増やすことです。
これは「鉄獣戦線」モンスターの共通効果である
自分の墓地から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスターを任意の数だけ除外して発動できる。
除外した数と同じ数のリンクマーカーを持つ獣族・獣戦士族・鳥獣族リンクモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
の効果を使うためです。
墓地にカードを増やすことさえできれば、「鉄獣戦線」モンスター1枚から展開を始めることが可能です。
最も代表的で強力な動きは《鉄獣戦線 フラクトール》の効果で《鉄獣戦線 キット》を墓地に落とし、《鉄獣戦線 ナーベル》で初動に使う「鉄獣戦線」モンスターを手札に加える動きです。
最も強力な動きと言いましたが、ぶっちゃけた話、このデッキでは8割以上この方法で墓地を増やしていくので、この動きさえ覚えていればまずは問題ありません。
《鉄獣戦線 フラクトール》から展開をする練習をすれば誰でも展開をできるようになります。
応用は慣れてきてから覚えれば十分です。
2.《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》をフィールドに出す
次は《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》を出しましょう。
「鉄獣戦線」モンスターは各自がエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できるため、墓地に2枚以上のカードがあれば、呼び出すことが可能です。
展開力に余裕がある場合や、《鉄獣の抗戦》を既に持っている場合は《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を出して更に展開を強化していくのも良いでしょう。
3《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》を墓地に送って《鉄獣の抗戦》を手札に加える
フィールドに出した《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》をリンク召喚の素材に使って墓地に送り、墓地効果で《鉄獣の抗戦》をデッキから手札に加えましょう。
こうすることで、対戦相手のターン中に妨害を行う準備を整えることができます。
4.《鉄獣の抗戦》で《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を特殊召喚し妨害する。
ここからは、対戦相手のターンとなります。
前のターンにデッキから手札に加えた《鉄獣の抗戦》を発動し、《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》を特殊召喚しましょう。
《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》は特殊召喚に成功した時に「対象を取らない除外」という遊戯王カードの中でもトップクラスに強い除去能力を発動させることができます。
これにより、大抵のカードを問答無用で除去することができます。
更には、《鉄獣の抗戦》の効果で墓地に送られた《鉄獣戦線 ナーベル》の効果を発動することで、次のターン展開をするために必要なモンスターも手札に加えることができます。
このように《鉄獣の抗戦》の発動に成功すれば大きく勝ちが近づくため、この動きを狙っていくことが最重要となります。
《鉄獣の抗戦》を使うために気をつけたいこと
《鉄獣の抗戦》を発動する準備を行う場合、墓地、及び除外ゾーンにリンク4モンスターの特殊召喚に使用するためのカードを用意しておかなければいけないことには注意が必要です。
というのも、各種「鉄獣戦線」モンスターの効果によってエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターは「正規召喚」されていないため「蘇生制限」を満たしておらず、《鉄獣の抗戦》で特殊召喚することができません。
そのため、見かけ上はリンク4モンスターを出せそうなのに、実は準備が整っていない、という状況がたまに発生します。
この「正規召喚」及び「蘇生制限」の話は遊戯王に慣れておらず、よく分からないなら忘れてもらって大丈夫でしょう。
このあたりはある程度気にしなくてもゲームをすることができます.
意識できるなら、墓地、除外ゾーンに存在するカードのチェックを行った方が無難ではありますが、よく分からないなら、エクストラデッキから出ていない「鉄獣戦線」モンスターが4枚あれば何も問題はない、と覚えてもらえば十分です。
「鉄獣戦線」デッキの必須枠
メインデッキの必須枠について
このデッキはオススメの理由にも挙げていたようにメインデッキに自由枠が非常に多いデッキです。
画像を見てもらえれば分かるようにメインデッキの必須枠は23枚しか存在しません。
しかも、その大半がレアリティの低いカードで構成されているため、初心者であっても非常にデッキを組みやすくなっています。
これは、《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》の効果で不要なカードを有効活用っして、有効牌と交換することができるためです。
たとえば下の画像のようなハンドでも、
下の画像のようにしっかりと最大まで展開を伸ばすことが可能です。
デッキがしっかりと回ってしまえばどんなカードを入れていても問題なく回せるため、資産の少ない初心者や無課金、微課金プレイヤーにとってもオススメしやすいデッキとなっているわけです。
そのため、残った17枠には皆さんの好きなカードを入れてもらっても十分に問題なくプレイすることができます。
エクストラデッキの自由枠について
メインデッキの自由枠が多い反面、エクストラデッキは15枚がほぼ確定となっています。
そのため、デッキを完成させるためには、エクストラデッキを揃えるために、ある程度の資産が必要となります。
エクストラデッキに関しては、メインデッキほどの自由はないため、全てを完璧に揃えてしまうのがベストだと言えますし、「手札誘発」などを入れるよりも先にエクストラデッキを集めきってしまった方が良くなるはずです。
《アクセスコード・トーカー》《召命の神弓-アポロウーサ》《天霆號アーゼウス》のように汎用性の高いエクストラデッキのカードが多いため、長期的に見ても資産になりやすいラインナップであり、作っても後悔しにくいでしょう。
それでも余裕がなくて作る順番に悩む場合の優先度を置いておきます。
「鉄獣戦線」以外のエクストラデッキのURカードで揃えるべき優先度は
- 《アクセスコード・トーカー》
- 《戦華盟将-双龍》
- 《十二獣ドランシア》&《天霆號アーゼウス》
- 《召命の神弓-アポロウーサ》
- 《転生炎獣アルミラージ》
の順番で揃えていくべきだと考えています。
優先順位が低いカードはゲームスピードが速くなるほどに必要性が上がるカードです。
ランクが低い内は、低速なゲームが多いため、ゲームスピードが上がり始めるプラチナランク帯までには全てを揃えられるようにできればよいでしょう。
実際に使用した妥協リスト
これは筆者がスタートからゴールドランク帯あたりまで実際に使用していたリストです。
理想としているデッキリストからは、程遠い完成度ではありますが、デッキの骨格が強いため、問題なく勝利していくことができました。
そうやって、ランク戦を勝ち上がっていく内にパックを開封することができるので、少しずつUR、SRのカードを揃えていき、プラチナランクに到達する頃には、サンプルに挙げていたデッキが完成しました。
無課金であってもこうした流れで強力なデッキを1つ持つことが可能となるでしょう。
まとめ
今回は「十二鉄獣戦線」デッキの紹介記事でした。
どういったデッキなのかを知ってもらうことと、組む時に意識するべきことを最優先したため、あまり情報量が多くなりすぎないように簡略的な説明に留めた内容となっています。
もしかすると、物足りないと感じてしまった方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、次回は展開パターンなどをまとめてお送りしてみたいと思います。
何か質問等がありましたらスズタカのTwitterか質問箱までお送りいただければ解答していきたいと思いますので、気軽にお送りください。
それでは皆さん、またお会いしましょう。